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授業という名を借りたイジメの一例・・・

高校時代体育にあった武術といえば、男子は”柔道”、女子は”なぎなた”
その柔道の時間においら、
柔道部の奴にいじめられたことがある

確かあれは3年生の時だったと思う。
柔道の担当が国士舘柔道部OBのT野先生だったと思うんだけど、
急に休んだんだよね。

代わりに来た先生も何をすれば良いかわからなかったんだろうね。
来るなり突然今日は試合をしますって。
『相手は誰でもイイですので、自分たちで決めて下さい』って。



同じクラスのメガネをかけた、パット見ると無口なんだけど、
実は『ナイショだぞ。ココだけの話だぞ!』って、至る所で”ココだけの話”をする
S科っていう奴が俺とやるべって言ってきた。

柔道なんて素人では出来ないでしょ?
技だって、せいぜい数個しか習ってないでしょ?

それに対して柔道部のやつらは技だってたくさん知っているでしょ?
”攻め”に対する”受け”(防ぎ方)だって毎日稽古しているわけでしょ?

だから柔道部と一般庶民では、
大人と子供のような差があるわけですよ!

それなのに、ああそれなのに、それなのに、
『お前黒帯だろう、柔道部だろう、それに北海道弁丸出しだろう?』
と拒否したにもかかわらず、おいらはS科と試合をすることになった。

『始め!』って言われた数秒後には、
おいらなんか良くわからないけど横になっていた。
『待て!』と言われて起ち上がった数秒後にはまた同じように倒されていた。
あとで聞いたら、2回とも
”支えつり込み足”っていう技での”有効”だった。

再び起ち上がったおいらは、その後必死に抵抗した。
「おっ、意外と攻めあぐねてんじゃないか、こいつ」と思った瞬間・・・

技あり!って言われたんだと思う。
転がりながら「今のが巴投げっていうやつなんだな」って気がついた。
そのまま押さえ込まれて一本負けした。
そりゃそうだ。相手は黒帯の柔道部だもん。

試合が終わって、おいらはこう思った。

素人相手に
巴投げなんか
してんじゃねえよ!


あれは絶対”授業という名を借りたイジメ”だったと確信している。
こんなことがあって、おいら今でもS科に対しては言葉でいじめ返している。

おいらは口先に関しては有段者だぞ!
どうだ、白帯のお前にはとてもかなう相手じゃないだろう?



(皆さんからの投稿も募集しています。詳しくは2006年9/16”募集”を読んでね!)
by satsukita31 | 2007-02-15 16:21 | 高校時代